お手頃価格のYongnuo製交換レンズ。Yongnuo「ヨンヌオ」とは某メーカーの格安撒き餌レンズをコピーし話題になったメーカーです。カメラ用レンズやアクセサリの互換品などを格安で提供しています。
さて今回買ったのは35mm換算で50mm・F1.7という明るく扱いやすい距離のマイクロフォーサーズマウント対応AF単焦点レンズです。
外観チェック
Lumix G9に装着したところ。焦点距離、F値を表すフォントがオシャレです。
フィルター径は52mm、メーカー銘は特に墨入れはしてありませんが「YONGNUO」と表記があります。
フォーカスリングのヘリコイドは僅かにガタツキはありますがスムーズに操作は出来ます。また鏡胴にはスイッチ類はAF/MFの切り替えスイッチのみ。最短撮影距離や撮影倍率などの表記があります。
本格的な金属マウントで高級感があります。ちなみに付属のレンズリアキャップがとても外れにくくてレンズを壊してしまうかと思いました。パナソニック純正リアキャップを急遽追加購入することで解決しました。
このレンズの特徴
「最大撮影倍率」は0.2倍、明るいF1.7の大口径
いわゆる”標準レンズ”と呼ばれるレンズの中では近寄って被写体と大きく撮影できます。
さらに最短撮影距離が20cmなので雄大な風景はもちろん、お散歩しながら見つけた小さな花までこのレンズ1本で撮影出来ちゃいます♪
室内でのブツ撮りも捗るので例えばネイルやかわいいアクセサリをインスタグラムにシェアするのも楽しいと思います。レンズ本体が軽いので使い勝手はとても良いです。
またF値は明るいF1.7。背景ボケのおかげで幻想的な表現も出来るし、薄暗いシーンでも手ブレの心配が少なく心強いのが嬉しいです。
動作音
AFモーターは無音に近く動画撮影用としても安心して使用出来ます。静止画撮影時は絞りユニットの動作音が「ジィコ…ジィコ…」と言った感じでかなり気になります。(どのレンズもそうですが)絞り込むとメカシャッター時の連写速度が大幅に低下します。
画質
開放でも嫌な滲みや像の流れが無くスッキリとした画質です。開放から安心して使えます。
極端な状況だと画面下側のようにゴーストが盛大に出ますがレンズの味と言って良いでしょう。
人工光源が原因なのか遠方にピントを合わせてくれないシーンに遭遇。昼間など他のシーンではしっかりピントが合いましたがこの時だけ手前の草にピントが来ています。ちょうどデコトラにAFを合わせたのですが何度やっても同じでした。撮影環境の影響でボディーとの相性が悪くなる瞬間もあるのでしょう。
フリンジはありますが少なめでしょう。滲みも少なくて使いやすいレンズです。カメラ任せでキレイに撮影できます。
価格は115ドル前後
Aliexpressで115ドルで購入しました。純正と比較しても価格差は7000円程度なので変わり者好きか、新品かつ超安いレンズが欲しいなら買い…と言ったところでしょうか。
絞り動作音が巨大なのでそれが気になる方、互換レンズ特有の絞り込み時のレスポンスの悪さ(長大なレリーズタイムラグ)があると困る方は純正をオススメします。