生産・修理対応終了品だが魅力的なレンズ
4K60P厨になり早4年。今でもLUMIX G9をビデオカメラ代わりに使っているが、ワイド端12mmが欲しいということで便利ズームの14-140mmは売っぱらってしまった。
そこで12-32mmを買い直そうと思ったものの、納期が3ヶ月も掛かるうえに操作性が悪いレンズを買い直したとしても果たして満足するだろうかと思い、今回は中古のオリンパス製12-50mmEZをマップカメラで買ってみることにした。
サブ機にお金を掛けたくないという理由から中古品にしてみたが今のところ大満足。
操作性は独特だが抜群

早速LUMIX G9に装着。レンズフードがとても格好いい。JJCの互換品だけど…。

このレンズのギミックはシグマの昔のレンズに似ている。ズームリングは中心が電動、前にスライドするとマニュアルズームになる。さらにマクロボタンを押しながら後ろにスライドすると近接撮影が可能になる。ただし、マニュアルズームと言っても電子ズームなのでモーターの動作を介してズームが行われるためモーターが故障したらサヨナラである。このボディだとL-Fnボタンは機能しないみたい。

マクロは焦点距離が固定となるがかなり寄れる。画質や撮影倍率はともかく、フィーリングは同社の30mmF3.5マクロに似ている。
フィルター径は52mmでお財布に優しい。
画質は大満足
※フードはこの日の撮影後に届いたので未装着。

一発目から厳しい条件だが、悪目立ちはしない程度のフレアは発生している。今どきのスマホに近い感覚。

ワイド端12mm時の左上のコーナー部分の等倍もどうぞ。流れてはいる…けどこのクラスのレンズなら上出来でしょう。僕の嫌いな色収差は補正されていると思う。

テレ端50mmなら頭上のメジロもこのサイズ感で撮影できる。これくらいの状況なら動物認識AFがしっかり動作した。

ボケ味はどうだろう。マクロモードならボケを活かした撮影ができる。

マクロ撮影時は無限遠が撮影できない。割り切りというか、限られた性能を極限まで活かした感じがするから面白い。

カメラバッグの布もこの通り顕微鏡のような雰囲気で撮影できる。
このレンズが壊れたらどうしよう
ワイド・マクロ・中望遠の3つを楽しめる良いレンズ。何故生産を終了してしまったんだ…。
オリンパス製で現行の普及価格帯標準ズームレンズは14-42mmのコレである。
パナソニックの12-32mmと違い、ズームリングとフォーカスリング両方を備えているところが魅力的である。
しかし、今どき14mmスタートは嫌なのでもしレンズが壊れたらもうワンランク上のレンズ「パナソニックの12-60mm」を購入予定。
最初からこれ買っておけば全体の出費が抑えられたのでは…?